ご挨拶

 大正1 1 年春、初代社長福島明一郎、翌年二代目社長福島龍助が、四国松山の沖に浮かぶ中島より知人を頼って上京し、京都は堺町竹屋町の地に「福島京都店」の看板を掲げ、細々と商売を始めてから90年を経過しました。 その間太平洋戦争を挟み、統制経済のため一時休業を致しましたものの、終戦と共に営業を再開、昭和25年法人に改組、昭和41年社名を福島鰹株式会社に改め、営業をしてまいりました。 弊社が今日あるのは、お取引先各位の変わらぬご愛顧、ご指導、ご鞭撻の賜物であると、心より感謝申し上げると共に、多くの先輩諸氏の苦労があったと考えております。 業界を取り巻く環境は激動のさなかにあるといっても過言ではありません。 鰹節業界を含めた食品業界、外食業界も、大きな転換期にさしかかっています。 われわれは新しい時代に向かって創業の精神に立ち返り、培われた社風に新しい風を吹き込みつつ、食文化の発展とお客様の繁盛の為に、更に努力を重ねる決意でございます。
初代 福島 明一郎二代目 福島 龍助昭和10年頃 サクセス号
初荷風景昭和10年頃 福島京都店 工場
当時の口上書